フットサル大会出場(2004年1月30日)
1月30日 18時 府中スポーツガーデンにて
彼らは戦う前から負けていた…
ドジポンズはフットサルにも関わらず野球のユニフォームで臨んでしまった。

「おれたちは場違いだ…」

メンバーも控えは一人しかいない。4試合戦い抜くには足りない…
しかし戦う前からそんなことを言っているということはつまり…気持ちで負けているということであった…

かくして始まったフットサル大会、1試合目は優勝候補ということもありボロ負けであった。
みな相手チームにいいように翻弄された。15分フルに走りまわった伊藤は言った…
「サッカーなんて高校の体育でしかやったことが無いから…」
それは言い訳であった。
伊藤だけでは無かった。他の者も地面に座り込み、その目には輝きが失われていた。
しかし、そこに一筋の光が見えた。

「大平!遅いぜ!」

大平が来たのである。
「いいか、ディフェンスはボールじゃなくて人につけ!」
サッカーに詳しい大平のアドバイスは的確であった。チームに活力が吹き込まれた。

2試合目は負けたものの、サッカーらしくなった。ゴールのチャンスも何度か作ることができた。
キーパーを務めていた出口も要領をつかみ、ファインプレーを連発するようになった。
試合が盛り上がってきたのだ。大平が来たことによってチームに活気が出てきたからである。

だが依然ゴールが決まらない。点を取らないことには勝てない…
しかしここに新星が登場した。

監督・菅原の弟である。

菅原のオファーに応えてわざわざ府中までかけつけてくれたのである。
彼はモノが違った。3試合目から出場するとすぐにゴールを決めた。チームは俄然活気づいた。
彼の活躍で、3試合目は引き分けに終わった。

4試合目は水野の所属するチームであった。彼らは未だ勝利を手にしていなかった。
しかしそれはドジポンズも同じであった。負けるわけにはいかない。お互いの意地がぶつかり合った。
ドジポンズは菅原兄弟の2トップで臨んだ。これが功を奏し、兄弟で得点をあげた。
そして塙もボナンザへと進化しゴールを決めた。

勝った。

初めの頃は泣き言ばかり言っていた彼らが勝ったのである。
彼らは強くなった。
そして仲間の大切さを知った。
こうしてフットサル大会は幕を閉じたのであった…

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